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本マニュアルのバージョン:1.0

1. 概要

9軸IMUセンサLPMS-IG1Wは方向・加速度を検出し、高い精度で測定します。本製品はWi-Fi 接続によってPCやスマートフォン等のホストシステムと通信が可能です。小型ながらも高い精度・ケースは防水対応(IP67)、センサ内部に搭載された強力なCPUによりジャイロ、加速度計、磁力計のデータを処理、低ドリフトかつ高精度な結果を即時計算出力します。高精度・低遅延の測定が求められる産業環境に向いています。

特徴

  • センサーフュージョン機能搭載MEMS9軸IMU

  • 低ノイズ/低ドリフト(4℃/1h)加速度センサ搭載

  • ジャイロを2種類搭載することにより、幅広い範囲での計測が可能(400~2000°/s)

  • 姿勢/線形加速度をリアルタイムにセンサ内部で計算

  • Wi-Fi接続に対応

  • 防水仕様(IP67)、10,000Gまでの耐衝撃性

ig1wWithAntenna.png

2. クイックスタートガイド

2.1 ネットワーク接続設定

本製品にWi-Fiに接続するために、まずはじめにネットワーク接続のセットアップを行います。セットアップを行うため、Wi-Fi機能のあるお手持ちのスマートフォンやPCから本製品にアクセスします。下記は例としてiPhoneの場合について記載しています。

iPhoneの場合

下記の手順に従いネットワーク接続のセットアップを行ってください。

  • LPMS-IG1Wを付属のUSBケーブルで電源に接続(するとセンサが自動的に起動)

  • iPhoneのWi-Fi一覧から、センサの本体記載のWi-Fi番号(=SSID)を選択

  • Defaultの暗証番号「12345678」を入力し接続

  • Wi-Fiポートページへ自動的にジャンプ

2025-01-14_11h24_36.pngIMG_0758.png

このようにセンサとホスト端末を直接接続でき、この状態でセンサデータを取得することも可能

  • Wi-Fiポートページの左上メニューボタン>Wi-Fi Managerを選択

2025-01-14_11h27_52.pngIMG_0760.png
  • スキャンボタンで周辺のWi-Fiがスキャンされ一覧表示されるので、接続したいWi-Fiを選択しJoinボタンで接続

  • 接続が完了するとWi-Fiリスト上部にIPアドレスが表示されるので、これをメモしておく

2025-01-14_11h30_55.png
  • 同じNW上にある別の端末のブラウザから、先ほど表示されたIPアドレスにアクセス

2025-01-14_12h02_35.png
  • 先程と同様のWi-Fiポートページにアクセスできることを確認

2.2 データの取得

2.2.1 LpmsControl

ソフトウェアLPMSControlを使用することでLPMS-IG1Wのデータを確認することができます。

  • LPMS-IG1Wと同じNW上にある端末にてLpmsControl (バージョン2.1.5以降)を起動

  • LPMS-IG1WのIPアドレスを及びポート番号を入力(Wi-Fiポートページ>Wifi Status画面から確認可能)

2025-01-14_12h30_25.png
  • Connectボタンをクリックでセンサに接続が完了

LpmsControlを用いて、リアルタイムのグラフ表示やCSV出力など各種機能を使うことができます

2.2.2 ソケット通信とMQTT通信

LPMS-IG1WのデータをWi-Fi経由で送信方法は「ソケット通信接続モード」と「MQTT接続モード」の2通りがあります。

ソケット通信接続モード

ソケット通信接続モードではLPMS-IG1Wをソケットサーバモードで通信できます。

  • Wi-Fiポートページの左上メニュー>Settingにアクセス

2025-01-14_12h34_28.png
  • ModeがSocket Serverモードになっていることを確認し、接続先のサーバポートを指定

2025-01-14_12h36_28.png
  • センサデータを接続先のサーバに送信される

ソケットクライアントモードは選択可能ですが、まだ実装されておりません(2025/1/14時点)

ご要望があれば本機能を追加開発可能です

MQTT接続モード

ソケット通信接続モードではLPMS-IG1Wをソケットサーバーモードで通信できます。

  • Wi-Fiポートページの左上メニュー>Settingにアクセス

  • ModeをMQTT clientモードに変更、接続先のMQTTサーバを指定

2025-01-14_14h01_50.png
  • 指定したMQTTサーバにデータが送信される

デフォルトの設定では生データを送信する設定となっています

Bypass modeにチェックをONにするとjason形式で必要なデータのみ送信可能です

2025-01-14_14h14_30.png

3. その他

  • データ内容について

センサから出力されるデータの各項目について解説しています。

項目名

意味

Timestamp

日付及び日時

Frame_Count

フレーム数

Acc_x, Acc_y, Acc_z

加速度x,y,z(g)

Gyr_x, Gyr_y, Gyr_z

ジャイロx,y,z (deg/s)

Mag_x, Mag_y, Mag_z

地磁気(gauss)

Euler_x, Euler_y, Euler_z

オイラー角x,y,z(deg)

LinAcc_x, LinAcc_y, LinAcc_z

線形加速度x,y,z(g)

Quat_w, Quat_x, Quat_y, Quat_z

クォータニオンw,x,y,z

AngVel_x, AngVel_y, AngVel_z

回転速度(deg/s)

更新履歴

版数

日付

更新内容

1.0

2025/01/14

初版発行

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