LPMS Data Logger マニュアル
- 1 1. 概要
- 1.1 特徴
- 2 2. クイックスタートガイド
- 3 3. ユーザーインターフェース
- 3.1 3.1 センサーの追加
- 3.2 3.2 センサーを接続する
- 3.3 3.3 センサー設定の変更
- 3.4 3.4 計測時間間隔とログデータ保存先設定
- 3.5 3.5 データ計測
- 3.6 3.6 センサー登録データの削除
- 3.7 3.7 ファイル管理
- 4 4. ウェブアドミンダッシュボード
- 5 5. リモートデスクトップ
- 6 6. ソフトウェアの更新
- 7 7. その他
- 8 更新履歴
本マニュアルのバージョン:2.1
1. 概要
LPMS Data Loggerは、弊社製品LPMS-B2(Bluetoothワイヤレスセンサー)と連携しデータ計測を行うシンプルなデータロガーです。 本システムは、最大7台のLPMS-B2センサーに同時接続しログデータを記録します。 内部メモリには最大30Gのセンサーデータを保存可能です。 デバイスに内臓されたWebアプリケーションによって、ユーザは同じネットワークに接続された端末(PCまたはスマートフォン等)を介してロガーの操作及び設定をすることができます。
特徴
軽量かつコンパクトなハードウェア
センサーの計測設定、データ計測を制御するWebアプリケーション
ログファイルを管理、ダウンロードするためのファイル管理システム
最大30Gの記憶容量
最大7台のLPMS-B2センサーを接続可能
2. クイックスタートガイド
2.1 ネットワーク接続設定
Webアプリケーションにアクセスするために、まずはじめにネットワーク接続(内部LAN)のセットアップを行う必要があります。接続を確立するためにエッジデバイスのIPアドレスを取得します。エッジデバイスは、LANポートまたはWi-Fiを経由して内部LANに接続することが可能です。
LPMS Data Logger Ubuntu Server OSの場合
下記の手順に従いネットワーク接続のセットアップを行ってください。
ロガーにモニタを接続
LANケーブルも接続
ロガーの電源を入れる
ロガーが起動した際、下記のようなプロンプトが画面に表示されます
上記の手順で表示されたIPアドレスをWebブラウザ上に入力
ロガーのWebインタフェースが見れるようになります
LPMS Data Logger Ubuntu Desktop OSの場合
こちらの情報はデスクトップOS版のものとなります。
以上の手順により、エッジデバイスがローカルネットワークに接続され、IPアドレスを取得できるようになります。 IPアドレスは、エッジデバイスへの接続する際に使用します。 ブラウザを開き(エッジデバイスまたは同じネットワーク内の別の端末から)、IPアドレスを入力しWebアプリケーションにアクセスすると、以下のようなダッシュボードが表示されます。
3. ユーザーインターフェース
3.1 センサーの追加
センサーを追加するには、「Add Sensor」ボタンをクリックしてください。
するとダイアログボックスが表示されるので、LPMS-B2のMACアドレスを入力してください。
※「:」を含めて入力して下さい。アルファベットの大文字/小文字はどちらを入力しても問題ございません。
必要なセンサー設定が完了したら、「confirm」ボタンをクリックしセンサーを追加します。
追加されたセンサーはダッシュボード上に一覧で表示されます。
通信帯域の制限により接続できるLPMS-B2の最大台数は7台となりますのでご注意下さい。
3.2 センサーを接続する
「Connect」ボタンをクリックしセンサーとの通信を確立し接続します。接続が完了するとステータスが「Connected」となります。
3.3 センサー設定の変更
センサー設定を変更するには登録されているセンサーテーブル内「Action」列にある編集ボタンをクリックします。「Sensor Settings」ダイアログボックスが表示されセンサー設定を変更することが可能です。設定が完了したら「Confirm」ボタンをクリックして下さい。
※データ計測中の場合センサーの設定変更はできないためご注意下さい。
3.4 計測時間間隔とログデータ保存先設定
計測時間間隔(1csvファイルが保存される間隔)は「Log Duration」の横にある編集ボタンをクリックし設定することができます(設定可能範囲:1~30分)。例として以下のように1分と設定した場合、ロガーはデータ計測が終了されるまでの間1分毎に新しいcsvファイルを生成します。
データ保存先は「Log Directory」の横にある編集ボタンをクリックし設定することができます。(既にフォルダが存在しない場合)新規フォルダが生成されログデータがそのフォルダ下に保存されます。
3.5 データ計測
Data Logging欄の「Start」ボタンをクリックしデータ計測(Data logging)を開始します。計測を開始すると計測開始時間、経過時間、保存されたファイルの情報が表示されます。 「Stop」ボタンをクリックすると、データ計測を終了します。
3.6 センサー登録データの削除
登録されたセンサーの情報を削除するには、センサーテーブル内「Action」列の「×(削除)」アイコンをクリックします。削除を確認するプロンプトが表示され、確認後登録されたセンサー情報が削除されます。データ計測中はセンサー情報を削除することができませんのでご注意下さい。
3.7 ファイル管理
「File Browser」メニューをクリックするとファイル管理システムが表示されます。作成、コピー、ダウンロード、削除といった基本的なファイル管理は、このUIを用いて行うことができます。
4. ウェブアドミンダッシュボード
こちらはLPMS Data Logger Ubuntu Server OS版 向けの情報となります。
ユーザはウェブアドミンダッシュボードを使うことでロガーを管理することが可能です。下記がウェブアドミンダッシュボードページにアクセスするためのログイン情報となります。
URL: https://<IP_Address>:9090
ユーザ名: user
パスワード: password
4.1 ターミナルコンソールにアクセス
5. リモートデスクトップ
こちらの情報はUbuntu Desktop OS版のものとなります。Ubuntu Server OS版の場合代わりにWebコンソールを使用してください
6. ソフトウェアの更新
ソフトウェアの更新は随時リリースされます。 ソフトウェアを更新するには、更新ファイル(例:upgrade_x.x.x.zip、等)をルートディレクトリにアップロードし、システムを再起動します。 再起動後、システムは自動的にソフトウェアのアップデートを実行します。
現在のバージョンはダッシュボードのフッターに記載されており、確認することができます。
7. その他
CSVデータ内容について
ロガーから出力されるCSVファイルの各項目について解説しています。
項目名 | 意味 |
---|---|
Timestamp | 日付及び日時 |
Frame_Count | フレーム数 |
Acc_x, Acc_y, Acc_z | 加速度x,y,z(g) |
Gyr_x, Gyr_y, Gyr_z | ジャイロx,y,z (deg/s) |
Mag_x, Mag_y, Mag_z | 地磁気(gauss) |
Euler_x, Euler_y, Euler_z | オイラー角x,y,z(deg) |
LinAcc_x, LinAcc_y, LinAcc_z | 線形加速度x,y,z(g) |
Quat_w, Quat_x, Quat_y, Quat_z | クォータニオンw,x,y,z |
AngVel_x, AngVel_y, AngVel_z | 回転速度(deg/s) |
Pressure | 気圧(hPa)※ |
Altitude | 高度(m)※ |
Temperature | 気温(℃)※ |
更新履歴
版数 | 日付 | 更新内容 |
---|---|---|
1.0 | 2022/05/27 | 初版発行 |
2.0 | 2023/04/28 | Linuxサーバーバージョンのマニュアルを追加 |
2.1 | 2023/07/31 | CSVデータ内容説明を追加 |